構造用大断面集成材とは日本農林規格(JAS)により認定された工場でのみ生産できる集成材であり厚さ7.5cm以上幅15cm以上のもので主として大型構造物の耐力部材として用いられるものをいいます。
長所としては、板を十分乾燥させて接着するため製造後の狂いが少なく、断面寸法が安定しています。断面形状と寸法は設計に合わせて作れます。
長大な材、変断面、わん曲材を自由に作ることができます。板を応力分布に応じて合理的に配置することにより材料費を節約でき、又、強度の安定した強い材を作れます。大断面の集成材は、火災により表面が炭化しても大部分は健全な状態で残り設計荷重を支持できます。
個々の板に防腐処理を施すことが可能な上に断面が大きいので耐久性に富み、鉄骨のような恒常的なメンテナンスを必要としません。
集成材建築物の長所としては、天井等の骨組を直接見せることにより建物の架構美、構造美を表現でき、特にわん曲材が作り出す優美でやわらかな線は集成材構造ならではの秀れた点です。大スパンが可能で柱、間仕切の配置が少なく経済的でもあります。
工場にてプレカットまで完成されるので現場での工期が短縮できます。金属材料とくらべ、酸、塩分、化学成分に対する抵抗性が強いので、海岸や温泉地、温水プール、化学工場等の建設に適します。木材で作る集成材なので断熱性、吸音性、吸湿性(調湿性)に富んでいます。
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鉄より強い木「集成材」
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製造工程
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施工実績 ※施工実績リストは
コチラから
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